降圧剤で交通事故

年々増えていく高血圧症疾患の総患者数。その数は何百万という数にのぼり、その国民医療費は兆を超えるほどです。その高血圧症を抑えるのに使われる「降圧剤」が交通事故を招く可能性があります。はたして降圧剤は必要なのでしょうか?

頭に血が上る症状を解消するには降圧治療

頭に血が上るという症状を聞いた場合、直感的に思いつくのは血圧が高くなっているという症状です。確かに血圧が高くなるといろいろなところに悪影響が出てきます。頭に血が上る症状もその一つですが、だからと言って降圧治療をすれば解決するというものではありません。原因は他にもあるからです。
最近では様々な医療科が総合的に患者の治療に当たるチーム医療が主流になっています。一つの症状について様々な医療科の観点からその原因を探り、総合的に原因を判断し治療に当たる方法で、従来の様な一つの医療科でのみ判断しているだけでは正確な原因が特定できない症状もチーム医療を行うことで快方に向かう例はいくつもあります。
頭に血が上る、という症状についても、血圧が高くなっていることによる場合のほかに、脳の血管に狭窄がみられる、肺などの呼吸器系に異常がみられる、心臓の機能に異常があるなど様々な要因が考えられます。その為単に血圧が高いと断定し降圧剤を使うとかえって危険な状態に陥ることもあるので、総合的に判断をする必要があるのです。
最近ではチーム医療の観点で一つの症状に於いて様々な検査を行うのが一般的です。中にはこの検査が本当に必要なのかと思う検査をすることもあります。しかし、総合的に治療を行うためには出来るだけ疑いのあるすべての項目に関し検査を行い、総合的に確認した上で判断することが重要になっています。また、その検査のおかげで従来ではなかなか見つけることができなかった異常を早期に発見することができ、早期の治療を行う事が出来るようにもなっています。
頭に血が上るという症状だけで単純に降圧剤を服用すればよくなるということではなく、隠れている原因を含め原因を追究し早期に治療することが現代医療では非常に重要です。